神戸のレストランでお祝い

  •  2月某日は、仲の良かった女友達の誕生日。高校時代から交流のあった友人で、大学は違うところだったけれどもそれでも交流は深めていた。スケジュールが合えば飲みに行ったし、何度か京都や神戸を散策したこともあった。女子同士ならではの愚痴やお話、数多くの内容に花を咲かせていた。
     そんな彼女が次は22歳。就職先も決まっており、着実に安定した道を歩んでいる。後は卒業するだけなのだ。
     しかし、彼女の就職先は神奈川県。今は関西に住んでいるから、つまり引っ越さなければならない。関東と関西の距離はとても遠く、足蹴よく往復できるものではない。つまり、彼女が一度神奈川に引っ越してしまえば、なかなか関西に帰ることがないということだ。仮に関西に帰ってきたとしても、こちらと都合が合わなかったら会えずじまいになってしまうのである。 
     それは悲しい。しかし社会人の宿命といえば宿命だ。これは友人を華やかに送り出してやらなければと思った。(私は神戸での就職が決まったので、関西を出ることはない)
     そして、高校時代の友達と連絡を取り合い、誕生日会を開こうということになった。この誕生日会はもしかしたら最初で最後になるかもしれない。それはそれで切ないが、思い出に残る大々的なことをしよう、と言うことになった。
     兵庫県民だったので、集合しやすい神戸市で誕生日会を開くことになった。神戸のレストランを貸し切って、たくさんの馴染みの友人を呼んで、レストランパーティーを開こうとなったのだ。